イスラエルによるガザへのジェノサイド攻撃が始まった2023年10月7日。その約2ヶ月半後にWeb上で発表され、X(旧Twitter)等で大きな反響を呼んだ作品に追加原稿を加えた完全版。
遠くの国で続く凄惨な戦争と、あいも変わらず続いてく日常。矛盾だらけでなにもできない自分。葛藤を重ね、無力感に身悶えし、それらを振り払わず思考し続けた先に放たれた、誠実で正直な言葉達。
国家、為政者、資本家、大企業。大きな者に翻弄され、葛藤を抱えながら暮らす全ての「小さき者たち」へ捧げるパンク的漫画です。
※本書の売上は諸経費を除いて以下団体に寄付します。
・国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)
・国境なき医師団「緊急チーム」
◼️本の概要
著:夕暮宇宙船
出版:地下BOOKS
定価:1,100円(本体1,000円+税)
判型:A5判 頁数:76頁
発売日:2024年4月下旬
◼️著者
夕暮宇宙船
漫画家。神奈川県在住。著書に『ひとり暮らし』。寄稿に『VACANCES バカンス2』。
◼️あらすじ
大好きな祖母の手術が無事に終わったその夜、ジェノサイド攻撃を受けているパレスチナの実情を知った。「親イスラエル企業への不買運動」が話題になっている。一刻も早くツイートするなり、ストーリーに載せるなりして「自分も何かを言わなくちゃ」。そんな焦りと共に去来する、無知で無力な自分への嫌悪感。答えの出ない逡巡を経た著者はあることをきっかけに奮い立ち、祈りを込めて漫画を描くことを決意する。